どうも、生涯野球人です。
昨日はパークファクターを使って打者有利の球場をみた。

今日はどの球場が投手有利なのかを、みていこうと思う。
この記事を読めば、投手有利の球場はどこかを知ることが出来るだけでなく、日本人選手が所属するチームはどういう特徴をもった球場なのか知ることでよりメジャーリーグを楽しむことが出来る。
【MLB】パークファクターで見るメジャーリーグの投手有利の球場
2015年の投手有利の球場トップ5
1位 オラクル・パーク 0.845
サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地。ライトまでは94mしかないが、フェンスが7.6mあり、海が隣接しており向かい風でなかなかホームランが出にくい球場である。本塁打のパークファクターが1を超えた年はない。
2位 エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム 0.861
ロサンゼルス・エンゼルスの本拠地。パークファクター的に投手有利な球場として有名で、レフトよりもライトの方が高いフェンスが設けられているので、左打者の方が不利か。
3位 シティー・フィールド 0.870
ニューヨーク・メッツの本拠地。過去5年のパークファクターを見ると2017年2019年は3番目2018年は最も点数の入りにくい球場と出ている。
4位 T-モバイル・パーク 0.878
シアトル・マリナーズの本拠地。投手有利の球場として有名で、2012年に改修してフェンスを前に出している。それでもシアトル特有の湿った空気でボールは飛びにくく、投手有利に違いはない。
5位 コメリカ・パーク 0.902
デトロイト・タイガースの本拠地。この球場はメジャーで最も外野の広い球場の1つである。あまりに広いことからフェンスを前に出す改修工事をしている。
2016年の投手有利の球場トップ5
1位 ミニッツメイド・パーク 0.808
ヒューストン・アストロズの本拠地。もともとはセンターまで132.6mもあり、そのセンターの奥は30度の傾斜になっていた為、センターの選手にとっては非常に守りにくい球場であったが、2016年のオフに取り除かれた。
2位 ドジャー・スタジアム 0.813
ロサンゼルス・ドジャースの本拠地。ナイトゲームは霧が立ち込めることで湿度が高まること、風がセンターから吹くことで投手有利な球場と言われる。ナ・リーグの球場では唯一の左右対象の球場。
3位 リング・セントラル・コロシアム 0.829
オークランド・アスレチックスの本拠地。メジャーで最もファールゾーンが広い球場である。2023年にオークランド・バールパークに本拠地を移すと発表している。場所はオークランドとサンフランシスコを結ぶベイブリッジ近郊。
4位 マーリンズ・パーク 0.834
フロリダ・マーリンズの本拠地。守備側に有利な球場の形をしており、センターから左中間にかけて特に広い。湿度の高いフロリダだけあって、ボールも飛びにくく、パークファクターの数値も投手有利であることが分かる。
5位 シチズンズ・バンク・パーク 0.840
フィラデルフィア・フィリーズの本拠地。右中間左中間に膨らみがなく、打者の追い風になることが多い為、打者有利な球場として有名だが、この年は5番目に得点の入りにくい球場としてパーク・ファクターには出ていた。
2017年の投手有利の球場トップ5
1位 ミニッツメイド・パーク 0.826
2位 ペトコ・パーク 0.828
サンディエゴ・パドレスの本拠地。投手有利で有名な球場。外野は広く、レフトから向かい風が吹くことが多い。もともと広かった右中間を狭くする改修工事をしたが、パークファクターでは最下位付近に位置することが多い。
3位 マーリンズ・パーク 0.848
4位 オラクル・パーク 0.850
5位 シティー・フィールド 0.858
2018年の投手有利の球場トップ5
1位 シティー・フィールド 0.731
2位 マーリンズ・パーク 0.747
3位 リング・セントラル・コロシアム 0.840
4位 T-モバイル・パーク 0.846
5位 ドジャー・スタジアム 0.872
2019年の投手有利の球場トップ5
1位 オラクル・パーク 0.798
2位 ヤンキー・スタジアム 0.816
ニューヨーク・ヤンキースの本拠地。旧ヤンキー・スタジアムにあった右中間の膨らみが削られて、風向きもややライトからホーム方向への向かい風だったが、新ヤンキー・スタジアムになって追い風に変わった。ホームランが出やすく、特に左打者有利の球場である。しかし、外野が狭い分三塁打などが出にくく、パーク・ファクター的に見ると、あまり点が入らないという結果になる年もある。
3位 ペトコ・パーク 0.860
4位 リング・セントラル・コロシアム 0.887
5位 シティー・フィールド 0.891
まとめ
今日扱った球場の過去5年間のパークファクターを平均して投手有利の球場トップ5を出すと以下のような結果になった。
1位 シティー・フィールド 0.867
2位 マーリンズ・パーク 0.893
3位 ドジャー・スタジアム 0.895
4位 オラクル・パーク 0.903
5位 T-モバイル・パーク 0.906
6位 リング・セントラル・コロシアム 0.920
7位 ミニッツメイド・パーク 0.926
8位 ペトコ・パーク 0.933
9位 エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム 0.941
10位 ヤンキー・スタジアム 1.003
11位 シチズンズ・バンク・パーク 1.008
12位 コメリカ・パーク 1.028
全球場を計算すれば、10位以降の球場は他の球場と変動がありそうである。
そして、今回過去5年間のパークファクターを計算した結果、ニューヨーク・メッツの本拠地であるシティー・フィールドが最も投手有利の球場であることが分かった。
日本人選手が所属している球場となると、フロリダ・マーリンズと現在マイナー契約をしている加藤豪将選手がメジャー契約を勝ち取った際に打者泣かせのマーリンズ・パークでプレーする事が多くなる。
加藤選手にはそんな中でも良い成績を残してくれることを期待したい。
それでは、今日はここまで!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
目指せメジャーリーグ通!!