どうも、生涯野球人です!
昨日は今最も守備が上手いと言っても過言ではないマット・チャップマンから
三塁手にとって大切なことを学ぼうという内容の記事を書かせて頂きました。
今日は守備の要、キャッチャーについて書かせて頂きます。
そこで参考にするのが、キャッチャーの中で歴代ベストの守備防御点プラス30点を叩き出した
ヤディアー・モリーナ選手です。
モリーナは2013年にDRS歴代1位のプラス30点を叩き出したが、2019年にインディアンスのロベルト・ペレスが1位タイのプラス30点を出している。

しかし、今日はモリーナに絞って紹介する。
Yadier Molina ヤディアー モリーナ
アメリカ国籍
プエルトリコ自治連邦区バヤモン出身
セントルイス・カージナルス所属
身長180センチ 体重93キロ
右投右打 捕手
モリーナのプロ入りから現在まで
兄2人も捕手としてメジャーの世界に飛び込んだが、その2人を凌ぐ才能と言われていた。
2005年
64.1%で盗塁阻止率リーグトップ
2006年
自身初のワールドチャンピオンに輝く
2007年
フィールディング・バイブル・アワード受賞
2008年
自身初のゴールドグラブ賞受賞
2年連続でフィールディング・バイブル・アワードを受賞
2009年
2年連続ゴールドグラブ賞受賞
3年連続フィールディング・バイブル・アワード受賞
2010年
48.5%で盗塁阻止率リーグトップ
3年連続ゴールドグラブ賞受賞
4年連続フィールディング・バイブル・アワード受賞
2011年
4年連続のゴールドグラブ賞受賞
この年から創設されたプラチナ・ゴールド・グラブ賞受賞した。
また、この年自身2度目のワールドチャンピオンに輝く。
2012年
5年連続のゴールドグラブ賞受賞、
2年連続のプラチナ・ゴールド・グラブ賞受賞
5度目のフィールディング・バイブル・アワードを受賞
2013年
6年連続のゴールドグラブ賞受賞
WBCで大会最優秀捕手賞受賞
6度目のフィールディング・バイブル・アワード受賞
2014年
7年連続ゴールドグラブ賞受賞
3度目のプラチナ・ゴールド・グラブ賞受賞
2015年
8年連続ゴールドグラブ賞受賞
2017年
WBCで2度目の大会最優秀捕手賞受賞
2018年
自身9度目のゴールドグラブ賞受賞
ちなみに、
ゴールドグラブ賞は監督コーチが投票して決める。
プラチナゴールドグラブ賞はファンが投票して決める。
フィールディングバイブルアワードはセイバーメトリクスの専門家が中心になって参考する。
つまりモリーナは監督、コーチ、ファン、セイバーメトリクスの専門家と、どの方面からも高い評価を得ていることが分かる。
モリーナのプレー
まずはカージナルスでロケットランチャーと呼ばれる彼の肩を見て頂こう。
これがまさにストロングアーム、強肩です。
捕手としてのポイント
プロのスカウトがまず見るのが肩の強さである。
リードやブロッキングやフレーミングといった技術はプロに入ってから指導をすれば磨くことが出来るという考えがあるのである。
ソフトバンク の甲斐捕手はブロッキングと肩の強さで一軍での出場を勝ち得て、今の地位を築き上げたと言っても過言ではない。
キャッチャーがブロッキングが上手であれば、投手は気を遣わずにワンバウンドの変化球を投げることが出来る。
なので、ブロッキング技術の高さは投手の信頼を得る上で必要不可欠なのである。
メジャーリーグのキャッチャーを見ていて分かると思うが、
140キロ以上のワンバウンドに対して、
体を入れてブロッキングするか、グローブでハンドリングをして捕球するか一瞬で判断しなければならない。
正直考えている暇はなく、無意識レベルで体が反応するまで技術を磨き上げる必要がある。
最近ではキャッチングスキルの
フレーミングの技術が注目されている。
マット・ウィータース捕手は肩の強さとブロッキングの技術は申し分無かったが、フレーミング技術が低かった為に、移籍時に日本円にしておよそ5億6000万円年俸がダウンしたのだ。
フレーミングに関しては、是非この動画を見て、参考にしてもらいたい。
また、配球に関しては野村克也さんの野球論集成という本を読むのが良いと思う。
正解はないという配球に関して、僕が思うのは、根拠がないといけないということだ。
正解はないかもしれないが、限りなく正解に近い選択を一球一球する必要がある。
その時に必要なのは、状況、相手打者、味方の投手の3つを頭に入れてベストボールを選択するということを覚えていてほしい。
そこに関してもよく分かるので、野村克也さんの本を詳しく読み込むと良い。
キャッチャーはそれ以外にも自チームの投手の研究や、対戦相手の研究をするなどやることが沢山ある。
どれも疎かに出来ない。
そう、どれも大切なのである。
全てを着々と積み重ねた選手が監督やコーチ投手陣の信頼を勝ち得ていくのだ。
最後に、
近年セイバーメトリクスによってどのキャッチャーが良いのな分かり易くなった。
肩の強い選手、インサイドワークが上手い選手、フレーミングが上手い選手、など
そんな中でも僕はモリーナをNo. 1にあげたい。
理由は、今日紹介してきたキャッチャーとして必要なスキルはもちろんだが、
座って構えた時の格好良さ、雰囲気がモリーナが群を抜いているからだ。
最後に筆者の趣味が入ってしまい申し訳ない。笑
そんなモリーナは2020年シーズンで
現役引退を表明している。
メジャーリーグと選手会がもめている暇はないのだ。
早くモリーナのラストシーズンのプレーを見させてくれ。と願う今日この頃である。
今日はここまで!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
目指せメジャーリーグ通!!
目指せプロ!!