どうも、生涯野球人です。
良いキャッチャーがいるチームは強い。
配球、キャッチング、スローイング、ブロッキングと言った守備面でのことだけでなく、リーダーシップやバッティングのことまでキャッチャーが求められることは多い。
先日、年間の守備防御点が歴代1位であったヤディアー・モリーナ捕手について紹介した。

その時は、ヤディアー・モリーナ捕手1人に絞って紹介したが、同率で歴代1位のキャッチャーがいた。
それが本日紹介するロベルト・ペレス捕手だ。
早速みていこう。
【MLB】メジャーで1番上手い捕手は誰?ブロッキング1位のロベルト・ペレスから学ぶ
ロベルト・ペレス

ドラフトは、2008年に指名される前に2006年にロサンゼルス・ドジャースから29巡目全体863位で指名されている。
大学進学後の評価が特別上がったわけではない。
WBCにはヤディアー・モリーナ捕手の控えとして選出された。
プエルトリコは良い捕手が育ちやすい環境なのかと考えさせられる程名捕手が誕生している。
マイナーでの打撃成績
2009年にプロデビューし、523試合に出場
1610打数 381安打 HR22 打点216
打率0.237 出塁率0.366 長打率0.347
OPS 0.713
メジャーでの打撃成績
6年間で414試合に出場
1412打席 1207打数 261安打 HR45 打点162
打率 0.216 出塁率 0.305 長打率 0.376
OPS 0.681
OPS+(平均的な打者を100として、どれだけの得点能力を持つか表す指標)は80なので、平均以下であるが、捕手というポジションなので致し方ないか。
しかし、初めて100試合以上出場した昨シーズンの成績は素晴らしかった。
2019年
119試合に出場
449打席 389打数 93安打 HR24 打点63
打率0.239 出塁率0.321 長打率0.452
OPS 0.774
このシーズンだけでキャリアの通算HRを上回るHRを放った。
長打率が劇的に増えたことでOPSも向上。
実際のプレー
守備率0.997 球団史上最高
盗塁阻止率40.8% ア・リーグ1位
0捕逸 118試合もマスクを被りパスボールが0というのは1930年以降では殿堂入りしたジョニー・ベンチ以来史上4人目の快挙。
2019年のシーズンはあらゆるタイトルを総なめにしている。
ゴールドグラブ賞
フィールディング・バイブル・アワード
最優秀守備選手賞
ブロッキング1位
フレーミング3位
スローイング3位
全てトップ3に入るのは17年ぶりのこと。
そしてインディアンスの年間最優秀選手。
自身のInstagramの投稿である。
投手は160キロを投じ、変化球でも150キロ近い球速が出る時代。
投手の手からボールが離れて0.3秒台でミットに収まる。
その瞬間にハンドリングで捕球するのか、体を入れてブロッキングするのか判断しなければならない。
捕手は細かいフットワークが必要なことは容易に想像出来る。
こういう細かいトレーニングの積み重ねが今の成績に繋がっているのだろう。
まとめ
全ては真似ることから始まる。
プエルトリコは良いキャッチャーが育つと冒頭にも書いたが、これは良い手本がいるからだと思う。
現在はYouTubeやSNSなどで容易に情報を得ることが出来る時代だ。
情報が溢れている分、正しい情報を取捨選択する能力は必要になってくるが、素晴らしい成績を残した選手の構え方や動き方を真似することは上達する方法の一つであることに違いない。
このブログ内でもそういう選手達を紹介して、少しでも日本の野球選手達のレベルが上がる手伝いが出来れば良いと考えている。
それでは今日はここまで!!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
目指せメジャーリーグ!!
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